「受け入れる」

「物事をあるがままの姿で受け入れよ。起こったことを受け入れることが、不幸な結果を克服する第一歩である。」

私の想いや望みに依らず、私を取り巻く世界は変わってゆく。 突き詰めてゆけば、私自身も月日と共に変わってゆくのだから、意識の主体が変われば現実の全てが変わってゆくことになろう。
だが肥大拡張した意識は、変わることを拒絶する。それどころか、私は変わらないと信じようとさえする。だが、それこそが不幸の始まりである。


不幸の罠に絡め取られそうなタイミングで出会った言葉があっ た。

「物事をあるがままの姿で受け入れよ。起こったことを受け入れることが、不幸な結果を克服する第一歩である。」
ウィリアム・ジェームズ(1842〜1910)

マインドフルネスに関する書籍からの繋がりで偶然出会うこととなったこの言葉は、不幸の淵から身を乗り出して谷底を覗き込む私の襟首を掴み、捻じ曲がった意識を今ここという現実に向けてくれた。
「起こったことを受け入れる。」もしそれができなければ意識と現実は乖離し続け、今という瞬間は永遠に私の前に現れることはない。

例えどのような現実であったとしても、今ここを手にしていなければ、変化する自分自身を生きることは決して出来ないのだ。f:id:Jinendou:20240113225642j:image