「自分で気づけない」

私は、大切な何かを身に付けていなかった。


自分の心と身体に起こっていること。

それらを見つめる目を、それらを自分に知らせる意識を。

世界がぼんやりと歪んで見える膜の中で、ずっと宙をまさぐっていた私の足先。

それがあの時、痛みと共に底にふれた。

私は降り立った暗闇の中で、初めて死に物狂いで膜の外に手を伸ばした。

 

あの時の何かにつながる経験は、私の中に初めて、違う色が違う音が、染み込み広がるようだった。

その時初めて私は私を、外から眺められたように感じることができた。

 

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《 Jinendou 》について

私は今《 Jinendou 》という《つながるかたち》をイメージしています。

私の最初のイメージでは、《 Jinendou 》を漢字で表すと『自然道』でした。

ですが「道」は華道や茶道、武道といったようにひとつの技術を極める意味合いが強いようにも感じられました。

そこでもう少し場や空間を意識すると、そのイメージは『自然堂』へと変化していきました。

けれども「堂」には物理的な場や場所、建物の感じがあり、もっと幅広く心や意識も集えるような場にすることはできないかと考えていました。

そして今はそこからさらに一歩進み、開かれた場所であり身体も心も全てを包み込むようなイメージを託して、『自然_DOU』で落ち着きつつあります。

そのような意味で今思う『自然_DOU』は、ある時は私の中のかつての進もうと思い立った「自然_道」として、またある時はポイントを絞り何か始めたいと考えた「自然_堂」として、そしてまたある時は「自然_どう?」といった自らに問いかけるようなメタ認知を行う場として。

今までのイメージも全て含め、自分らしく感じて良い、心身が健やかで自然でいられるためのコミュニティーをイメージしています。

 

管理人《 ichi_nen 》

 

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